ヒ カ リ ノ 雫

わたしたちはこの世界に生をうけた一滴のヒカリ。世界はヒカリの波紋。愛のヒカリで溢れますように。sachi ブログです。

夕立ちは何処へいった

 

 

 

暑い夏の日

子供の頃は夕立ちがあった

 

 

 

 


プールからの帰り

炎天下、運動場を横切っていると

急に空が暗転し

一瞬の空を照らすヒカリにハッとなるも

すぐに鈍く、鋭く

大きな雷が鳴って

 

 


少し早足になっても待ってくれない

 


ポツリと頭のてっぺんに雨が一雫落ちて

次々と稲光と共に落ちる雷

あっという間に土砂降りに

 

 

 

なんとかたどり着いた軒先き

雨宿り

結構濡れてて

暫くじっとそこで

雷様が行き過ぎるのを待ってる

 

 


それは長いようであっという間

 


激しく降っていた雨は

しだいにポツリ、ポツリと上がり

空がだんだん明るくなって

大きな虹もでてる

 

 

 

それまでの蒸し蒸しした空気が一変

すっかり空気が浄化される

 

 


うちについて

夕食が出来上がる間

至高のお昼寝タイムがあった

 

 

 

 

 

 

 

 

 


夕立ちは怖かったけど

偉大なる自然、大いなる存在からの恩恵

バランスと浄化の儀式だった

空気は完全に浄化され

虹まで見せてくれてた

 

 

 

 


美しい神聖な儀礼

 

 

 

 

 

 

いつからか夕立ちが無くなって

ゲリラ豪雨になった

 

 

 

今では、過去のどの記憶にも重ならない夏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕立ちは何処へいった

 


わたしたちは何をした

 


これからどおするか

 

 

 

 

 

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