ヒ カ リ ノ 雫

わたしたちはこの世界に生をうけた一滴のヒカリ。世界はヒカリの波紋。愛のヒカリで溢れますように。sachi ブログです。

縄文から学ぶ

 

  

平成最後のアツアツの夏を楽しむのに
綺麗なもので埋めてました。

   → 前回の記事 「美しいもので埋める

 

 
 

立体造形の美に触れる夏

締めくくりは縄文展
ギリギリ間に合いました。

    縄文展   ― 一万年の美の鼓動

  

  

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なぜ最も古い時代の造形展を最後にもってきたのか

 

文明とは決して直線的に進化しないからです。

 

 

 

 


縄文時代とは、
旧石器時代が終わった1万3千年前から
約一万年続いた時代を指します。


縄文時代の始まりに少し遅れて氷期が終わり
海面が上がって、日本列島は温暖で湿潤な気候へ変化。
そこで生まれた四季が、豊かな実りをもたらし
人々の暮らしを支えていたようです。

 

 


彼らはそこにある物を食べました。

 

海や川にいって魚や貝をとり
イノシシやシカ、うさぎなどを狩りました。
クルミやどんぐりなどの木の実も採取し
木の実は固いので、煮炊きをするために土器を作り
そこに縄目を施しました。
縄文時代の名前の由来ですね。

 

 


狩りも木の実の採取も
必要以上にしなかったといいます。
鋭く尖った石器にはオブシディアン(黒曜石)を使い
いのちを奪い頂く狩りも
神聖なものだったように感じます。
 

儀式に使う土器だけでなく
煮炊きに使用する土器にも
大変美しい模様が施されています。
ただ利便性を求めるだけの道具ではなかったのでしょう。

 

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女性も男性も
さまざまなアクセサリを身に纏っていました。

当時の巫女は
大きな翡翠のペンダントを付けていました。
姫川の翡翠で作られたペンダントトップが印象的でした。


イルカをモチーフにした木の造形物がありました。
イルカの霊を鎮魂するのに用いられたようです。


日本各地に残る、当時の儀式を執り行った環状列石。
以前訪れた北の大地のそれを思い出しました。
 

 

国宝の縄文のヴィーナスに始まり
女性、とくに妊娠している女性を
尊んでいるのが伺えました。

 


交易も盛んで、それぞれがもつ文化、技術を
やり取りしていたようです。

それでも争いが起きなかった。

 

 


高台に位置し、近くに水場があり
よく風が通って、日の当たる場所を好んで
そこに集落を作って暮らしていたようです。
風水の原理そのものですね。

 

 


自然を重んじ、精神性が高く
アートを取り入れて自然と調和し
豊かに暮らしている様子は
レムリアの意識がまだ沢山残ってるようでした。

 
 

 


一万年続いたピースな時代は、
稲作が始まる弥生時代から崩れ始めます。

 

稲作は低地が適しているため
限られた敷地を確保するのに
人々の間で争いが始まりました。

 

この時代のものと思われる人骨から
殴られて折れたようなものが出てくると
以前うかがったことがあります。

 


人は枠を作ると、調和しなくなる
 

 

 
数年前、ここにあげた記事で取り上げた
胎内記憶のことを思い出しました。

 
    うまれる(1)

 


胎内記憶をもつ長男くんが、ママに教えます。

 

「こっちでは、
    みんなグループわけするのがよくないんだよ!」

「グループわけするから、よくないんだ」


 

 

 


ここ最近、
縄文時代がこんなに流行ってるのは何故でしょうか。

 

 
今年はとくに、世界中で沢山の天災がおき
多くの犠牲者が出ました。
まだまだ何が起こるのか、予測ができません。
一つの大きなサイクルが終焉に向かい
新たなサイクルへと移行準備に入っているようです。

 


文展の会場でたまたま一緒になったたくさんの方々
何度も転生している記憶が
今の危機感と並行して
まるで当時を懐かしむように
一万年も続いたピースな時代に想いを馳せ
集っているように感じました。

 

 

 

DNAに刻まれた太鼓の叡智

 
ピースな魂はそのまま残ってるはず。
今何をすべきか
きっと内側に答えがあります。

 

 

 

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