ヒ カ リ ノ 雫

わたしたちはこの世界に生をうけた一滴のヒカリ。世界はヒカリの波紋。愛のヒカリで溢れますように。sachi ブログです。

りんごの木村さんにお会いできました!

 


映画「奇跡のリンゴ」で認知度もあがった木村秋則さん、
やっとお会いできました。

 

木村秋則さんの公式HP 

 

 

青山の国連大学にて、ファーマーズマーケットさんの主催で行われた
木村秋則氏と共に食の未来を考える」に参加してきました。
私にとって、奇跡の90分でした。

 

最高の笑顔でした。


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木村さんの事を知ったのは、
「すべては宇宙の采配」という本がきっかけでした。

すべては宇宙の采配

 


タイトルと笑顔に強烈にひかれ、読んだのですが
りんご農家さん、という枠を超えたぶっ飛んだ内容でした。
時間がとまって龍が出てきたとか
何度も宇宙人を見かけ、宇宙人につれていかれて
地球カレンダー見させられて・・w


農薬に極端なアレルギー反応を示す奥さまのことを想い
一念発起して始めた自然農法でのりんご作り。
結果、成功するまでに10年、ほとんど収入の無い状態が続いて
生活されていくのですが
その苦しい生活を語る文章の合間合間に
びっくりするような非日常の体験が織り交ぜて綴られています。

 

映画でもそうだったように
今回の講演でも、そのぶっとんだ日常には触れられませんでしたが

彼は真剣に、地球人の一人として
地球を良くするために農家としてできること、消費者に考えてほしいことなど
語ってくださいました。

 


彼の魂のピュアさ、綺麗さは、お会いする前から感じてはいましたが
実際お会いして更に驚かされました。


有難いことに特等席、真正面の最前列に座らせていただきました。

相変わらず歯が無いのですがw
その言葉は力強く、温かく、愛に溢れていて
彼が話し出すと浄化反応が起こって、涙が出てくる出てくる。。

(私の場合は浄化が始まると、感情を押しのけて先に涙が出てきます。
  この作用は人によって様々で、ゲップが出る方もしっています。)


彼のほぼ正面に座っているので、話す言葉と、その言葉に込められた
木村さんの魂からのエネルギー波動をもろに受けた結果
話の内容に関係なく、一人ぼろぼろ泣いていました。。w


神社の正面にいると、神様からの波動、ヒカリがを受けます。
あれに似たエネルギーも感じました。
こんなこと、対人で感じたのは初めてです。

まさに、生き神様です。

 


大いなる存在と重なって見えました。
彼が話していますが、時折トランスレータ(翻訳家)のようでした。

 

 

木村さんは、世界で初めてりんごの自然農法を始められた方です。
自然農法は、農薬も肥料も一切使わず、自然に近い形でりんごを育てることです。

木村さんのことを良く知る農家さんでも、
未だに「りんごで自然農法なんてムリだから」と仰います。
それくらいりんごを育てることは大変なことのようです。


木村さんは、けして農薬や肥料を否定したりはしていません。
農薬があったから、飢餓を救えたこともあった、
肥料があったから痩せた土地でも植物が育ったと。


ただ、同じ努力でなるべく自然に近い形で栽培できる環境であるなら
そっちをやるべきなのではないか、
農家さんから意識を変えて、地球規模の意識で農業をしなくては
いけないのではないかと仰っています。


そう言われる理由は様々ですが
大きくは地球の温暖化と、奥さまにもみられたような人体への影響です。

 

最近のりんご農園を例にあげると

昔は、秋になると落葉樹であるりんごの樹の葉は赤く染まり
実がなっている傍でハラハラと葉を散らせていたそうですが

最近のりんご農園では、秋になっても葉の色は緑のままで
その傍でりんごが実っているそうです。

木村さんからしたら、やはりこれは異常なのです。
自然農法でやっている木村さんとこのりんごの樹は昔の姿のままです。
その御近所で、まったく違う光景が広がっていると仰っていました。


紅葉しないりんごの樹の葉は、農薬などの影響によるものです。
本来のりんごの姿も変える農薬は、それを口にする人や他の生き物にも
マイナスの影響を与えるのは目に見えています。


影響はこれだけではありません。


「丘が汚れて水が汚れる、海が汚れる」

農薬や肥料は食べる人だけでなく、
土そのものにも多大な影響を与えます。

それがやがて雨などで川に流れ、海に届きます。
海では、この水の影響でバクテリアが増殖し
バクテリアの呼吸熱で海の水温が上がって、異常気象の要因となっています。


異常気象が起こる原因、
水を、海を綺麗にしないといけない。
 
だから農業を見直さなければならない。、


これが、木村さんの掲げる「農業ルネッサンス」です。


農家さんの意識を変えられれば、
努力で自然農法を取り入れることができるのではないか、
指導しますよ、というスタンスです。

 


木村さんは、有機農法についても疑問視していて
それも否定はされてはいないのですが
本来意図する有機農法が行われているのは少ないのではないか、
という感じでした。


有機農法とは、ざっくりいうと、

「化学肥料は使わず、動物の糞などの有機的なものを肥料として栽培します」

というもののようですが、

この「有機的なもの」の中には
例えば、農薬未使用とも限らない生ごみから発酵させたものを肥料としたり
5年以上たっていない完熟してない動物のたい肥であったりする可能性が高く

それらをもってして「有機栽培って?」と疑問に思われているのです。

完熟してない動物のたい肥で育てた作物には、硝酸態窒素が含まれ、
それは人間にとって毒である、とも多くの書籍などでも語られています。

この日も、まっさきに硝酸態窒素についてお話されていました。

 


他、日本の自給率 40%、輸入に頼る日本ですが
耕作放棄地といわれる土地がたくさんあるお話とかされていました。

飽食でなく偏食であると。


それでも、この耕作放棄地は
これから農家を使用とする人達にとって宝物になるだろう、とも仰っていました。

それにとても期待しているようでもありました。

 


木村さんは、

農家さんの努力でカバーできるならがんばってほしい、
目を覚ましてほしい、という想いでいっぱいでいらっしゃいました。

地球のために、全ての生き物の為に
綺麗な水を取り戻さなければならない。
異常気象も、一日もはやく食い止める努力として繋がっていくだろうと。


とても高い目線で、地球を護るために、
もっとも安全な自然農法を世界中へ推奨されています。

 


そして消費者にも、現実を理解してしっかり選んでほしいと仰っていました。


実験をしてくださいました。

無農薬でそだてたきゅうりをポキっと折ります。
追ったところをもう一度くっつけてしばらくしてると
くっついてそのまま育つらしいです。

すごーい!

ほんとにくっついていました。


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彼の功績は世界中でも注目を集め、
広く海外でも取り入れられているところも多いようです。
日本の誇りです。


彼は言います。

内臓が皮膚の内側に隠れているように

大事なことは見えないようになってると。


 

私たちもより高い目線で様々なものを

愛をもって選択していきたいものです。

 


 

画像は、以前いただいた木村さんのりんごです。

美味しかった!

 

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